八戸の観光スポット
ウミネコの蕪島
国指定天然記念物
 大正11年3月に「蕪島うみねこ繁殖地」として国 の天然記念物に指定された。
 ウミネコは蕪島に2月頃から飛来しはじめ、3月には巣づくりが始まる。 4月下旬から5月にかけて産卵、5月中旬にはヒナがかえり7月下旬に は成長した幼鳥が島を去る。
 幼鳥から、繁殖可能な成鳥になるまで3年かかると言われ、それまでは島に帰らず、 各地の沿岸で集団で生活するといわれているが、近年はそのまま島に残るものもめず らしくない。
ウミネコの写真6月
磯遊び7月
蕪島神社付近から。左上の白い建物はマリエント
ウミネコは蕪の花が咲く島の斜面に営巣する。
(蕪:古くはノラナタネといわれていたが、遺伝子測定の結果では現在は和種のナタネになっている)
ヒナがかえるこの時期(5月中旬)はウミネコのもっとも神経質になっている時期であり、不必要に巣に近づくことは避けたいものだ。  また、「餌づけ」により近年ウミネコが人をこわがらなくなっていることも野生を損なう原因になり問題となっている。
 一般には、「うみねこ」は、他の「かもめ」と異なり、クチバシの先が赤いのが特 徴と言われるが、英名Black-tailed Gullと呼ばれるように、漆黒の尾が特徴的である。
蕪島近くの鮫漁港からは観光船が運行されている。
鮫漁港と蕪島
撮影2000年5月20日:前原俊彦
 八戸中心街から蕪島に向かう県道1号線、写真の湊トンネル手前で標識どおり右折、すぐ次の変則四差路を左折すると小売市場のあるムツ湊駅前を通る。混雑する通りなので運転注意。
 早朝夕方の混雑時はここを直進してトンネルを抜け八戸大橋下をくぐり突き当たりを右折海岸沿いに進むのが蕪島への近道。
撮影:1997年5月9日NegaColor
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